質問します。
あなたが、新規顧客獲得、つまり集客する時、1件当たりの獲得単価を把握していますか?
また、1件獲得する際に、いくらまでならお金を使っていいか、限界を認識していますか?
「そんなこと当たり前でしょ」と思っている方もいらっしゃるでしょう。例えば、新聞、折込広告、そしてネット広告など、集客のための媒体費は把握している方は多いでしょう。一方、意外と1件当たりの獲得単価を、即答できる方は少ないです。
なぜ、1件当たりの獲得単価の把握が重要なのは、なぜか?
獲得単価が分からないと、利益が出ているのか否かが、分からないから。もし、売上よりも費用が掛かっていたら、赤字です。いくら集客活動しても、赤字の垂れ流しです。
新規客獲得後、リピートによる費用を回収する仕組みであれば、まだ良いのですが・・・。大半は、新規獲得に注力して、獲得後のリピート活動は手付かずの状況が見られます。
だからこそ、集客時の1件当たりの獲得単価が、いったいいくらなのか。いくらまでなら費用を掛けていいのかを把握する必要があります。
私は、健康食品、化粧品のような単品リピート通販に関わっています。単品リピート通販は、商品を1点(または少数)だけで展開して、売上の軸は、繰り返しリピート購入してもらうタイプのものです。
そこでは、1件当たり、いくらで獲得したのかを、細かく把握していきます。いくらまでなら費用を掛けてもよいのか、限界費用を把握しており、集客効率の良い経路を探して、効率を図る活動を繰り返しています。
通常、健康食品や化粧品は、トライアル品から始まるため、その商品だけの購入では、利益が出ないです。だから、リピート購入の仕組みもしっかりと構築しています。
新規からリピート購入までの仕組みを踏まえて、集客時に、1件の獲得単価を、いくらまでなら可能かを、きちんと設定して運営しています。
新規獲得では、
・どの媒体に広告出稿しようか?
・どんなクリエイティブにしようか?
・媒体費は、どのくらいにしようか?
・いつ、広告出稿をしようか?
など、広告出稿前に考えるべきことは忘れないでしょう。
しかし、広告出稿後の
・1件当たりの獲得単価はいくらか?
の検証は、忘れる場合が多いです。
新規獲得をして利益が出ているか否か、全く分からない中で活動をし続けたら、赤字の垂れ流しの可能性が懸念されます。
もしあなたが、
今後、新規顧客獲得活動をするとしたら・・・?
もしあなたが、
広告出稿の企画立案をする機会があったなら・・・?
広告出稿後の検証、つまり1件当たりの獲得単価はいくらかを、必ず把握するようにしましょう。あなたの大切な費用を無駄にしないために・・・。
ではまた。